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招き猫の聖地・豪徳寺へ
新しいオフィスになって、心機一転。
せっかくなら“縁起のいいもの”を身のまわりに置きたいなと思っていたとき、ふと頭に浮かんだのが「招き猫」。
そして、招き猫といえば――「豪徳寺」が有名らしい!ということで
ちなみに招福猫児(まねきねこ)と書くらしい
訪れた日はあいにくの雨。
けれど境内に足を踏み入れると、想像以上のにぎわいに驚きました。
特に印象的だったのは、外国人観光客の多さ。
傘をさしながらも、皆スマホで撮影会。
その理由はすぐにわかりました。
境内のいたるところに、大小さまざまな“招き猫”たちがびっしり!
棚の上にも、石灯籠の隙間にも、まるで生きているかのようにずらりと並んでいる姿は圧巻。


参拝のあと、寺務所で販売されている招き猫を購入。
実は豪徳寺の招き猫は「1人1個まで」という購入制限付き。
ひとつひとつがとても丁寧に作られていて、まさに“縁を招く”特別な存在。

私は、会社の入り口用と自宅の玄関用に2つ選ばせていただきました。
5号と6号サイズを購入。やさしい表情に惹かれます。
オフィスに飾れば、きっと良いご縁をたくさん招いてくれるはず。
豪徳寺は、世田谷線沿いにあるのも魅力のひとつ。
路面電車のような世田谷線には「招き猫電車」も走っていて、これがまたかわいい。
白い車体に招き猫のデザインが施され、まるで街全体が“幸運スポット”のよう。
乗車するだけで運がよくなりそう

新しいオフィスに新しい招き猫。
「運を待つ」のではなく、「運を迎えに行く」気持ちで動くと、
なんだかすべてが少しずつ良い方向へ転がり出すような気がします。
そして今回、豪徳寺を訪れて感じたのは、「体験設計の上手さ」。
単なる神社仏閣ではなく、“招き猫”という強いキャラクターを前面に押し出すことで、
訪れる人に「物語性」と「ビジュアル体験」を提供していること。
さらに、境内の無数の招き猫や映える構図が、
自然とSNSで拡散される仕掛けになっている点も見事です。
つまり、豪徳寺は“観光地”というより“ブランド”として成立している。
アイコン(招き猫)×体験(写真映え)×拡散導線(SNS投稿)という三拍子が揃った、
現代的なマーケティングの成功事例と言えるでしょう。
招き猫が“人を招く”ように、
良いブランドや体験も、自然と人を惹きつけていく。
そんなことを感じた、雨の豪徳寺のひとときでした。